ちゃんはちのほあまし!

インターネット妖精のハチスちゃんが好き放題書きます♡

安楽死と死ぬ権利

  初めまして、ハチスちゃんです🍭

 普段はTwitterで好きなことを言っていますが、パソコンが使えるようになったので、読書後の感想文はブログを使ったほうがやりやすいと思ったので、急遽ブログを開設しました! 後日、わかりやすい自己紹介を別記事として書きます。

 『イワン・イリッチの死 著者・トルストイ 岩波文庫』を読んで思った「安楽死と死ぬ権利」について、書いていこうと思います。楽しんで書くから頑張って読んでね♡

 あらすじ 一人の官吏*1が不治の病に罹って、肉体的にも精神的にも恐ろしい苦痛を味わい。死の恐怖と孤独に苛まれながら諦観に達するまでの経過を描いた巨匠トルストイの作品群の中でもユニークな一作。 

  あらすじだけじゃ、足りないから端折って説明するね。

 イワン・イリッチ*2は大したこと能力はないものの、実務はたいしたことない飾りの地位のわりに年収だけはある*3パパのもとに産まれたよ。

 父親と同じような人生を歩んでいる兄、無鉄砲な弟に比べて優秀な彼は、学校を卒業すると共に地方公務員になって、楽しく暮らしながら五年務めた。

 新しい司法制度が現れて、人材が必要になり転職。そのようなことを三度ほど繰り返す間に理想的な妻と出会い、最終的には年俸五千ルーブルの地位におさまった。

 平凡な幸せを享受していた彼を不治の病が襲う。どんな医者に掛っても病気が何かはわからず、薬は気休め。痛み止めも役には立たず、ぐんぐんと病魔は彼を蝕んでいく。

 とうとう死を意識し始めたイワン・イリッチは自分の生きてきた世界がすべて空しく消えてしまい、汚らわしいものと思うようになる。

 臨終の際、大きな苦痛の中で彼は諦観の境地に辿り着く。

 

 かなりネタバレしちゃったけど許してね。

 この小説の死ぬまでの描写がなかなかエゲつなくて、もし自分が不治の病に侵された時に、「安楽死できないのって相当辛くないか?」と思いました。

 確か、スイスやベルギー、オランダ、米カリフォルニア州では安楽死が認められています。*4

 僕個人としては是非、医療的な安楽死は認められたほうが良いと強く思います。自殺者として数えられてしまう人たちを安らかに眠らせてあげて欲しいです。

  こちらは物議を醸す思想ですが、医療外の安楽死も認められるべきだと思います。実際にベルギーなどで認められている通り、生きるのに向いていないという理由で死ぬのの何が悪いのかわかりません。

 僕たちは自ら望んで産まれてきたのではなく、親の都合で産まれ生きてきました。こればかりは確かめようがないですけど。僕はそう思います。

 産み落とされたこの世界で生きるのが辛かったら一人寂しくロープで、煙で、間違った薬剤で逝くよりも。安楽な死を受けられたほうが良いと思います。身体だって必要としている人のために使うこともできます。

 生きる権利同様、死ぬ権利が認められると良いなぁ。

 僕が思ったことは以上です。お付き合いくださりありがとうございました。